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カナダ・トロント

ウォーターフロント・リシェネレーション・トラスト副理事長
デイビッド・カーター氏
司会 では、次の講演に入らせていただきます。
次は、カナダのトロントにございます、ウォーターフロント・リジェネレーション・トラストの副理事兼主任運営官としてご活躍中のミスター・デイビッド・カーターにお願いしたいと思います。ウォーターフロント・リジェネレーション・トラストは、トロントのウォーターフロント・プロジェクトに関連いたしました組織でございますが、プロジェクト推進に当たりまして、中立の立場で行政と民間の調整を主業務とされているところでございます。その調整力には定評がございまして、いろいろな具体例を交えてお話がお聞きできると思います。
では、ミスター・カーターをご紹介申し上げます。
カーター 井上さん、どうもありがとうございます。
私のほうから、まず最初にWAVEの皆様に対してお礼を申し上げたいと思います。私どもを歓待していただきまして、お迎えしてくださいましたことに対しましてお礼を申し上げたいと思います。日本におけるウォーターフロント開発の現状について、いろいろと学ばせていただきました。今日、発表の機会をいただきましたことに対しましても、厚く御礼申し上げます。
皆様は既に2つの素晴らしいプレゼンテーションを聞かれました。2つの素晴らしい場所におけるウォーターフロント開発について、また2つのアプローチをもっての説明がありました。私のほうからはまた別のアプローチについてご説明申し上げます。
これは、ウォーターフロント・リジェネレーション・トラストのアプローチについてご紹介申し上げます。また、このウォーターフロント・リジェネレーション・トラストというのは、調整機関であるということが説明されましたが、過去数日間、この信託(トラスト)は、WAVEとは違ったものかどうかということについて、私は、非常に興味深い話をWAVEの皆様としてまいりました。全く同じとは言えないと思います。しかし、類似点もたしかにあると思います。また、違いもあると思います。WAVEとウォーターフロント・リジェネレーション・トラスト(WRT)の間に違いがあるのかどうか、皆様のほうでご判断いただきたいと思います。
私どもは、両方とも調整という業務に携わっています。本日、私に与えられた時間の中で、WRTについて、どのような組織なのかということをご説明申し上げたいと思います。そして、どうしてこの種の組織が必要なのか、特殊な状況において、トラストのような形態がいいのかということを説明したいと思います。また、様々なプロセスについてもご説

 

 

 

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